沙和
2010年09月24日
09:13
久々の新作のご案内です。
甲冑工房さわやでは、このたび秋の新作を2点ラインナップに加えました。
まず、1点目は
坂田采女義満(さかたうねめよしみつ)所用の具足になります。
こちらは、もと武田家の武士でありましたが、武田家が滅亡したために、上杉景勝に仕えた方であります。
大阪冬の陣では、直江兼続軍の一員として大奮戦し、獲った敵の兜首を仲間に譲り、それ後でがバレて、結局のところ二人とも報償されたという記録が残っている、大変義の心の深い武将です。
具足を見ますと、上杉家にはあまり見られない、朱塗りの兜に後ろ立てなど、往年の武田家の意匠が見て取れます。
胴は二枚胴で革張りとなっており、はな紙袋がついたものです。
袖や草摺り、しころなどは金箔押しで、青色の威し糸が使用されています。
朱色と金箔のコントラストが生み出す美しさに目を奪われます。
戦場では相当目立ったのではないかと思われ、それが、首譲りの目撃情報につながったものではないかなど、イメージが膨らみます。
2点目は
僧兵です。
モデルは、太平記に記録されている因幡堅者全村(いなばのけんじゃぜんそん)さんですが、あえて固有名詞は使用しないで、今後の展開に含みを持たせることにしました。
こちらは、パッケージにあるとおりフルセットで、スキン以外のものはすべて同梱されています。
ところで、さわやの男性モデルさんのスキンについて問い合わせがありますので、参考までお答えしておきます。
さわやの専属男性モデルさんのスキンははる*ひなさんのものを使用しています。
どうも外国製は鎧にはなじまないようなので(笑)ひげバージョンを含めて、繊細なはる*ひなさんのスキンを使わせていただいております。
男性武将にはお奨めですよ。
(あ、ちなみに僧兵さんはLaqroki製スキンですので、あしからず^^;)